2022年6月19日日曜日

『ポペットくんとミュージアム』@洞爺湖芸術館

洞爺湖芸術館主催の春のギャラリーコンサートの前座(!?)として、ポペットくんが久々にステージに立ちました。
◉洞爺湖芸術館 親子コンサート 2022年6月19日(日) (13:00〜/15:00〜)

今回のコンサートは、未就学児(6歳未満)がいる親子限定のイベントでした。普段は小さな子供たちを連れて行くのが憚られるコンサートやミュージアムですが、せめて今回は子供が泣き叫んでも走り回っても構わないので、家族でそして参加した皆さんで楽しんでほしい。そんな思いを持った洞爺湖芸術館の企画で実現したイベントです。


1回目のステージ


2回目のステージ

今回のポペットくんのおはなしのタイトルは『ポペットくんとミュージアム』。こどもたちにミュージアムを身近に感じて楽しんでもらうために、洞爺湖芸術館を題材に、ミュージアムでの振る舞い方を特に保護者の方たちに伝える内容でした。


今回初めて洞爺湖芸術館に来たという家族がほとんどだったので、未来の来館者に向けてのメッセージを届けることができたと思います。
ステージを終えて、ほっと一息のポペットくん

2017年9月4日月曜日

ポペットくんmini 作ってみる?

ポペットくん4号には図面があるため、複製が可能です。しかもサイズも自由自在。ふと、ちっちゃな操り人形を作ったらどうだろう、と考えたのです。思い立ったら即実行。展開図をちょうど1/4サイズに縮小すると、A4用紙にピッタ入り入ったので、「これは行ける!」と、早速作ってみました。
展開図はこちらからダウンロードできます。

要はやはり胴串(どぐし)

小さく作ると、簡単な機構で、力を加えずに(むしろ優しく)操作することができます。身近な材料で、誰でも量産できるような作り方を想定し、「胴串には割り箸だ!」と直感しました。箸の一方をスライドさせることで首がうなずく機構を考えました。これは、ガンプラの稼動・変型機構のようなものですね。
割り箸は100均などで買える一般的なものを使いました。
カッターなどを使って綺麗に割ったら、片方を上下ひっくり返し、もともと加工されている背中同士をすり合わせて使います。
スチレンボード(3mm厚)に穴を開けたもので両側から挟み、うなずく機構にします。

両方の箸の端に穴を開け、爪楊枝を刺します。
 
動きはんな感じになります。


ペーパークラフトとして

胴串さえできれば、あとはチャッチャカ組み立てていくだけ。ポペットくんミニは搬送は考えていません。全てのりづけで組み立てて行きます。

まずは頭から。
胴串にくっつけて動かしてみると・・・。


もう、ゴールは見えました。
次は胴体です。
胴串の肩の位置に胴体を支える出っ張りをつけ、そこに胴体を乗せる構造です。
 

胴体と腕のつなぎの部分にはとりあえず糸を使いました。爪楊枝の頭の部分を留め具に使っています。ここは最終的には、本のしおりに使われている板状の紐にしました。10mmくらいの長さをとって、両端をコブ結びにします。

胴串に胴体をつけるとこんな感じ。首の長さによって、大人/子供の印象を調整することができます。

手はポペットくん4号と同様、ただのキューブ。手を操作するための棒の取り付けは、ちょっとだけ凝っています(下図参照)。手首を様々に動かすためには、上下と回転のための機構が必要なのです。


足の取り付けはこのような方法で。取り付けるとこんな感じ。
 
目と耳をつけて。(みんなから、鼻は?と聞かれるが、そこは、まぁ・・・)
完成です。色々遊べそうです。

2017年8月27日日曜日

ポペットくん 4号 開発

Scratch Conference 2017 in Budapestに向けて、新しいポペットくんを制作することにしました。ポペットくんの海外遠征はこれで3回目になります。
実は海外のイベントに毎回ポペットくんを連れいていくのは大変です。ポペットくん1号は、大きすぎて上半身だけを一つのバッグにつめて、ボストンに連れて行きました。ポペットくん2号は最初からトランクに入るサイズをめざして制作しましたが、大型トランクの3分の1位のスペースを占めるので、これはこれで大変でした。今回、なんとかペチャッと畳めて、それなりの大きさのある人形を持ち込めないか、という悩みからポペットくん4号の開発が始まりました。

ダンボールでプロトタイピング

今回、ポペットくん4号のミッションは簡易プロジェクション・マッピングを組み合わせたパフォーマンスです。よって、投影する映像の大きさから寸法を割り出します。まずは、壁に映像を投影しながら、必要な人形の大きさをペンで描いてみました。これをもとに、徐々に立体化していきます。



ざっくり、ダンボールで立体化したプロトタイプがこちら。


ここからは勘と知恵を働かせて、ペーパクラフト的にポペットくんのデザインを固めていきます。仕上がりをイメージするため、ラフスケッチも描いてますよ。


基本となるメカを作る

棒使い人形のキモはなんと言っても、胴串(どぐし)にあります。細かい加工ができる環境さえあれば凝って作り込みたいところですが、時間も道具もないので、超簡単な仕掛けにチャレンジしてみました。
ホームセンターで売っている細い丸棒を組み合わせて、首の部分のギミックはプラ段(プラスティックダンボール)で、手元の操作系は機構を作らず、操演のテクニックだけで勝負だ!

作ってみると結構いけそう!!
ダンボールの頭をつけて動かしてみると。



かたちも大きさも含めて、いい感じ。
ダンボールで作ったボディを徐々に、ボール紙で綺麗に仕上げて、本番用に仕立てていきます。まずは頭から。



そして胴体。


腕、手・・・と作っていき・・・(耳、目、鼻も仮組み)


仮組みしてみた。



これでほぼゴールは見えた!
さて、足はこんな感じ。


大きさもバッチリやね。


ユラユラするように取り付けて・・・ほぼでき上がり。


動かしてみた。




組み立て・解体はこんな感じ

「組み立て・解体ができ、しまうときはまったいら!」これがポペットくん4号のコンセプト。それが伝わる、説明ムービーがこちら。



さて本題のプロジェクション・マッピング

今回はプログラミングワークショップの題材として、ポペットくんを活用するのが目的。実際どんなプロジェクションマッピングになるかはこちらをどうぞ。(映像制作:ちゃーりー、撮影:オードリー)



ブタペストで演ってきたぞ

Scratch Conference in Budapest 2017のレポートはこちら
カンファレンスでの本番はこんな感じでした。


せっかく人形劇スイッチが再び入ったので、ポペットショーも2.0として活動再開しようと思います。お楽しみに。

資料編:型紙はこんな感じ

頭部/胴体

腕と手



2014年1月1日水曜日

2014年元旦



明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

2013年12月14日土曜日

クリスマス公演@赤川児童館

赤川児童館のクリスマス会で
「ポペットくんとケーキ」を
上演しました。

2013年12月13日金曜日

会場設営

明日のクリスマス会のために、
機材を搬入し、舞台セットを整えました。
これにて準備完了。
明日の朝、東京組と合流して
本番を迎えます。

夕方から雪がたくさん降りました。
足手の天気、大丈夫かなぁ?
飛行機が遅れないことだけを祈ります。

2013年7月26日金曜日

Scratch conference 2013 @ Barcelona

7/25〜27のScratchのイベントに参加しました。
今回はMITを離れて、会場はCitilab - Cornellà(バルセロナ)。

私たちの発表は以下のような内容。

title: Poppet Show - Scratch, Puppet, Sensors, Music and Audience

teaser: Using rhythms and sounds, the audience will create music for the 'Poppet Show'. By the end of the show they will be the performers.

presenters: Yasushi Harada, Yoshiro Miyata, Tomohiro Ueshiba

summary:
In the Scratch@MIT 2010 conference, we demonstrated a workshop environment in which analog media, Japanese traditional tools and digital technology including Scratch were incorporated for the participants to collaboratively create new meanings. In the Scratch@MIT 2012, we developed this workshop by incorporating “Poppet”, a puppet play inspired by Japanese traditional “Bunraku” in which not only the puppets but also the performers, “Kuroko” are visible ingredients of the drama. In the Scratch@Barcelona 2013, we’ll develop this workshop further so that the participants will collaborate to create music during a “Poppet show”. The puppet will interact with virtual character in an interactive Scratch project with sensors (nanoboard, kinect) and by incorporating live images and sounds. We would like to demonstrate that the gap between the “High Ceiling” and “Low Floor” in Scratch can be bridged, by making high-quality expressions in the real world accessible to beginners and young children.

主催者がアップしてくれたムービーにもガッツリのっています!